左脳:ハインリッヒの法則で、安全確保
■先週の「ハインリッヒの法則で安全向上」について、
様々なフィードバックを頂きました。
参考)ハインリッヒの法則
一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、
そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったものの
ヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされる
Wikipedia http://bit.ly/2uuUwEm
■その内の1つは、皆が「ハインリッヒの法則」を
様々な場面で使っていること。
たとえば、
アイデアには特大級/良質/不良が1:30:300位の割合で詰まっている。
従って、とにかくアイデアを300程出せば、
その内1つは特大級が当たる。
なので、アイデアは出し続けるべきだ。
■同様なことが、クレーム、行動の質、等で言え、
(よく考えれば当たり前のことですが、)
小さな良質アクションを大量に続ければ、
ある時急にドカンとあたり、
小さな不良アクションを大量に続ければ、
ある時急にメガトン級のピンチがおとずれる。
ということです。
■この時大事なのは、
「何が良質/不良アクションかを認知しているか」。
良いと思って、もしくは普通だと思っていた日常行動が、
実は不良行動だとすると、悪気はないのに、
ある時急にメガトン級の事故が起きてしまいます。
■その感性を鍛え、共通認識化するのが「ヒヤリハット提案(※)」。
(※)事故につながりかねないヒヤリとした事例と
対策の提案を出す制度
・なんでも良いから月に1つ出すことで、
考える/感じる習慣を付ける
・良い提案を表彰することで、
モチベーションを上げると共に感性のベクトルが合う
・管理者が気づかない問題を現場から吸い上げられる
・上がってきた危ない種を確実に対策して潰し、
現場を危険→安全に変える
・現場と管理者のコミュニケーションツール
など、一つ一つの提案自体のクオリティが高くなくても、
キチンと実施すること自体に大きな意味があります。
■そして、注意点は、どんな仕組みも同様ですが、
「魂のこもった仕組み」にすること。
△悪い例 ○良い例
△:単に紙を書いて出してもらうのみ
(フィードバックがない/少ない)
△:気まぐれにやったりやらなかったりする
△:対策をやらない
○:背景,目的を説明
○:ヒヤリ発見感性を上げるための方法シェア
良い対策を考えるためのフィードバックなどを随時実施
○:制度自体のカイゼンを回す
例)同様の提案が増えてきたら、毎月の重点テーマを作り、
視野を広げるサポートをする
○:目標を作り、達成を目指す(提案数,対策実施数など)
■ある意味「感性レベルの見える化」でもあるヒヤリハット提案、
是非、ベストな形を追求してみてくださいbb
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