左脳:ムダがないように見える時こそ、ムダ発見のチャンス!
■製造業をやっていると、他社さんの現場を見る機会が多いのですが、
その方の現場の見方を見ていると、
当人の現場への精通レベルが分かります。
■以前、「レッドカーペットの罠」の会でお話ししましたが、
参考)
▽レッドカーペットの罠
http://bit.ly/2jUCtng
▽レッドカーペットの罠②
http://bit.ly/2fkdBAp
通常の現場案内では、現場の本当に表面上しか見れません。
(もちろん、現場に行かないよりは1万倍良いのですが)
■そして、そのような現場は、見た目も整っており、
毎回繰返し作業をしているので、
作業者が前の人の作業終了を待っている様子が見えたり、
ライン停止でどこかで異常が発生しているのが見えたりして、
「これ、何かカイゼン余地があるのでは?」と思います。
■そのような、問題/改善余地が見えるラインこそが、
良いライン、なのです。
問題が見える化されると、色々な人が突っ込むので、
ドンドン良くなっていきます。
■一方、一見特に問題がなさそうに見える部分は、
たとえば、下記パターンがあります。
①現場の奥の方
(通常の工場回りでは通らない部分)
②作業者があちこち動き回って忙しそうな所
③立ち入り困難な場所
(精密系/塗装系など、ドレスコードがある場所も多い)
④機械化された工程
■そうなると、工程が分かりにくくなり、
・人が来ない
・問題があると思って注目しない
・動きが理解しにくく問題が発見できない
などで、ドンドン問題が見えなくなっていきます。
■一番の問題は、『動きが理解しにくく』の部分で、
改善が進んだ工程ほど、シンプル。
反対の工程ほど、複雑で例外やカンコツが多く、
「この工程は、特殊なんです」という発言が相次ぎます。
■だからこそ、一見ムダが見えない所こそ、
本当に着手すべきところなのです。
■で、その時、どうするの?
を、次回お話しできればと思います。
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