各現場の声スペシャル
■上記「現場の生の声プロジェクト」では、登壇者だけでなく、
来場者皆の、自分の現場の話を元にディスカッションするのですが、
このメルマガでも同様に、各現場の声を紹介出来たらなと思います。
■大変ありがたいことに、毎回のメルマガに対して、
ペースメーカーとして感想/質問頂く方々もいらっしゃり、
QAが溜まってきたので、今回「各現場の声スペシャル」として、
お答えしていきます。
【13号】正味率を、上げ続ける から、
㈰正味と非正味の考え方は工場特有の考え方なのか?
サービス業への応用事例などあるのか?
■サービスへの応用事例はあります。
例えば、医療現場等で、リードタイム(開始〜完了時間)の削減
により、お客さんの待ち時間が平均3時間→30分に短縮、など。
■製造業の改善は「モノと情報の流れ」の改善です。
(個人的には「モノと情報『と感情』の流れ」を重視していますが)
一般的にはモノに着目されがちですが、「何をどこで何個作る」など
の情報の流れが停滞すると、結果的に製品が出来上がるのが遅く
なったりするので、情報の流れのスムーズ化も大事なのです。
■モノと違って情報は目に見えないですが、
いかに在庫を減らす=情報の停滞を減らすか、など、
観点は同じなのですbb
最近私も仕事としてサービス現場にいくつか入っています^^
㈪正味率がおよそ何%だと、改善がある程度進んでいると
判断できるのか。
■よくある質問なのですが、答えはないです。
例えば、ペンで1時間文章を書くとき、1時間マルマルが、
正味作業=付加価値を与えている作業
となり、正味率はほぼ100%ですが、本当にベストかと言われると、
改善の余地はあります(音声入力に変えてスピードアップ等)。
■なので、正味率は「○%だと正解」と言う形でなく、
○%以外の部分は全てカイゼンの余地あり、という
ムダを発見するツールとして使うと良いのかなと思いますbb
【12号】見える化で、勝手に改善は進む! から、
数値の見える化にグラフなどを使用するのは良いのですが、
何でもただ見えれば良い(グラフとか写真などで、貼り出せば良い)
ってものでもないよね
特に工場などは、見える化で掲示物をやり出すと、やたら掲示物
ばかりになって、結局何が大切なのか、どれを見ればよいのか
分からない、更新がされなかったり、更新が必要なものと一定期間
で剥がしてよいもの、または長期に渡って掲示すべきものの区別が
できず、ぐちゃぐちゃ、といった問題です。
・簡潔に作成できる(コスト/手間/時間がかからない)
・明確に分かる(真に必要な情報のみが表示されている)
は仰る通りだと思います。
また見える化をテーマにする機会がありましたら、
「何を(誰に)見える化」すべきなのか、といった視点のお話もいた
だけると参考にさせていただけるので有難いです。
■是非、関係者皆で議論いただけると良いかなと思います。
おっしゃっている通り、
・どれを見ればよいのかを関係者で共有
(見なくてよいものは貼らない)
・最も大事なものを最も見やすくする
・更新の要不要を分かりやすくする
・帳票を整理する
をひとつづつ丁寧に話し合う。
■本当に必要な数値なのか、もっと的確に表す数値はないのか、
ベストな見せ方なのか、議論する中で、色々見えて来ると思いますbb
【11号】現場改革の進め方 から、
いつも考えてるのは、メンバーの名前を覚える事かなっ?
最近は、なかなか覚えれ無くなって来ちゃいましたが・・・
■仰る通りですね。
僕は覚えるのが苦手なので、すぐにメモに書くのですが、
覚えるまでは、メモでカンニングしながらになってしまうので、
ゴロ合わせで覚えたり色々工夫しつつ苦戦しています笑
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