右脳:レッドカーペットの罠

■サラリーマン時代の最初の4年間は、ひたすら朝から晩まで、
 様々な会社さんの工場現場を回って、改善活動をしていました。


■改善活動は、主に、関係者とチームを組んで、

 ・一定時間で出来上がる良品(≠不良品)の数を増やす(時間当出来高向上)
  →個当り原価低減/残業減/利益増/現場の中長期的競争力向上

  そのために、
  - 1個の製品が完成する時間を減らす(個当り工数低減)
  - 不良率を減らす(不良率低減)
  - 設備故障などでラインが止まる時間を減らす(可動率向上)

 ・一つの製品の、原材料加工開始〜完成品出荷までの時間を短縮
  (リードタイム低減)

 などをするのですが、これ、成果出すのは簡単ではありません。


■よくあるのが、

 ・工程を改善して個当り工数が減ったのに、一日の出来高が増えない
 ・設備停止回数は減ったのに、一日の出来高が増えない

 など。

 もちろん事前に、現状調査/計算して、1個を作る時間▲20%により、
 出来高が20%上がる、など計算はしています。

■一つの改善をするのに数週間〜数カ月かかって、
 ようやく自分の目標KPIに達成したと思ったのに、

 肝心のゴールである出来高向上、残業低減に十分繋がらないと、
 一同萎えます。

 現場の方も、せっかく通常業務とは別に時間を割いて改善活動を
 したのに、一回で十分成果でないと、次回以降の改善への
 モチベーションの影響はデカいです。


■で、そういう時は大体ボスに「現場に立ちんぼしたのか!」
 と怒られます。

 そして、改めて、ナゼダナゼダと思いながら、
 一日(数日)現場に立ってると、これまで見えてなかったコトに、
 想定外のことに気づくのです。

 ・朝と終業前と人が見ている時以外は、作業スピードが2割ダウン
 ・作業中に途中で材料がなくなって、前の工程に探しに行く
  ことがある
 ・必要時に別の工程をヘルプし、その時は当然作業が進まない
 ・帳票の「生産個数」の記録がザックリ
 ・休み時間に生産するときと、しない時がある
  (基本はしないが、急ぎの時はする。
   出来高/時間は休み時間は生産しない前提で計算しているので
   分母の「時間」の計算が変わってくる)

 などなど。


■上記例は、(生産性という観点で)あまり成熟していない現場の
 例ですが、それぞれの現場で、上記のようなことが山ほどあります。

 これは、良い悪いでなく、必ず起きることで仕方のないこと。

 そしてそれらは、現場の空気に溶け込んで、まずは一定期間
 ひたすら感性鋭く現場に居続けないと分からないし、

 これら大前提を見誤ったまま改善しても、十分成果は出ません。


■所謂熱血改善指導マンは「現場に立ちんぼが足りん!」だけしか
 言ってくれないので、感性も経験もない新人の時には

 「いやー2時間見続けて、全く作業変わらないし、飽きたよ〜」

 となってしまうのですが、何度か失敗を繰り返すと、
 このことに気づいて、感性鋭くガッツリ現場に浸るようになります。



■ただ、色々忙しくなってくると、このまとまった時間が取れなくなる。

 しかし、そんな時こそ、キチンと成果を出すために、
 現場に浸る時間を取ることが、大事です笑
 


■久しぶりにカイゼンの話になったので、
 熱くなって本題まで行けませんでした笑

 この話がどう「レッドカーペットの罠」に繋がるのか、
 ぜひ、ご想像してみてください〜♪



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